在庫管理・倉庫管理(WMS)のお役立ちノウハウまとめ
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在庫管理ノウハウ集

クラウド在庫管理システムの導入メリット!失敗しない選び方

システム基礎知識

最近では、在庫管理システムもクラウド型のものも増えており、ユーザーとしては選択肢が広がっています。
しかし、合っていないシステムを選んでしまうリスクも増えていると言えます。
ここでは、クラウド型の在庫管理システムを選定する上で、知っておきたい基礎知識を紹介します。

※クラウド型とは・・・在庫管理システムのソフトをパソコンにインストールせず、インターネットを通じてシステムの利用が可能

在庫管理システムがクラウド型であるメリット

まずは、在庫管理システムがクラウド型であるメリットを確認しましょう。

サーバー不要!コストを抑えられる

パッケージライセンスの購入やサーバーが不要で、多くの場合コストが抑えられます。
クラウド在庫管理システムにすることで耐用年数やサポート切れなど、5年程度毎で訪れるサーバーのリプレース費用も発生しません。

在庫管理システムの利用に専念できる

クラウド在庫管理システムにすることで、従来自分達で行っていたサーバー運用から、ユーザーは解放されます。
サーバー運用担当者が必要なく、在庫管理システムの利用に専念できます。

また、クラウド在庫管理システムは機能のアップデートも自動で完了。機能が更新される度、行っていたソフトのインストールも不要になります。

本社・倉庫など使いたい場所で利用できる

クラウド在庫管理システムはインターネットに接続できれば、どこでも利用できます。
離れている本社と倉庫での運用はもちろん、繁忙期に臨時倉庫を増やしても安心。
また、在庫状況をリアルタイムに確認できるため、協力会社への委託在庫の管理にも適しています。

当初はシステムの安定性やセキュリティ面で心配されていたクラウドですが、多くの実績を重ねる中で不安を感じる人も減少。
こうした状況より、「コストが安い」「導入しやすい」「便利」なクラウド型を要望されるケースが増えているのです。

また、コロナ禍だからこそクラウド在庫管理システムを選択するユーザーも多くなりました。
コロナ禍におけるクラウド管理システムのメリットはクラウドシステムだからできる「リモート管理」にてご紹介しています。

「在庫管理システムにおけるクラウド/SaaSとオンプレミスの違い」についてはこちらでもご確認頂けます

クラウド在庫管理システムは、3つのタイプに分かれます

「在庫管理」が出来るシステムでも、対象の業務により機能が異なります。

クラウド在庫管理と呼ばれるものは、一般的に3タイプ。
各システムが、どのタイプのものかを判断することが重要です。

販売管理システム

販売管理の一部として扱われる在庫管理です。
受注・売上・請求、発注・仕入・入出庫の結果として在庫が更新されます。
こうした在庫データは「帳簿在庫」と呼ばれます。
利益を知るため、最終仕入原価法や総平均法といった棚卸資産の評価方法にもとづいた原価計算も行うのも、このタイプのシステムです。

EC管理システム

EC業務をスムーズに進める事を目的としたシステムです。
楽天やAmazonなどの各モールからの受注メール・受注データの取り込み、各ユーザーへの通知メールや決済の管理、出荷機能を持ちます。
発注や仕入機能まであるシステムでは在庫管理もできます。
こうした在庫データは「帳簿在庫」と呼ばれます。
また、最新の在庫データを各モールに反映することも出来ます。

実在庫管理システム/倉庫管理システム

モノの動きに合わせて入庫・出庫を入力し、在庫管理を専用で行うシステムです。
在庫管理に加え、入庫やピッキングといった倉庫業務までカバーするのが倉庫管理システム。

販売管理システムやEC管理システムの在庫管理は上記の通り、売上・仕入・製造などの処理に連動し、在庫数を増減させることができます。
しかし、それだけでは解消できない課題もあります。

●帳簿在庫管理だけでは解消しない主な課題
(1)帳簿在庫は入力が大変なので管理していない(棚卸で合わせているだけ)
(2)帳簿在庫は管理しているが、棚卸で判明する実在庫とのズレが大きい
(3)資材や消耗品など、販売に関わらない在庫は管理しづらい
(4)ロット別で在庫を管理できない
(5)在庫の保管場所が管理できない
(6)受注に出庫が追い付かない
(7)誤出荷が多い

これらの課題をクリアするのが、モノの動きに合わせてリアルタイムに「実在庫」を管理するシステムです。
多くはバーコードなどを活用し、現場から直接入力することで管理負担を減らします。
(6)(7)のように入出庫の作業面の課題までカバーするものを「倉庫管理システム(WMS)」と呼びます。

検索エンジンで「クラウド 在庫管理システム」と検索するとこれら3つのタイプが出てきます。
まずは、自分達が欲しいタイプのシステムに候補を絞って下さい。

同じ業種での実績を調べよう

在庫管理は、扱い品により管理すべき情報が異なります。

主な取扱い品の在庫管理情報

・文具/雑貨は品目
・印刷物は品目
・アパレルでは品目・色・サイズ
・医療/医薬品では品目・使用期限・ロット
・生鮮品では品種・産地・サイズ・入庫日
・飲料や食品では品目・賞味期限
・機械部品では品目・ロット

各アイテムに印字されているバーコードも違います。

主な取扱い品の業界標準バーコード

・EAN/JAN
文具/キッチン雑貨/家具
・EAN/JAN、ITF
市販薬、飲料、加工食品、日用雑貨
・GS1
医療用医薬品
・C3ラベル
半導体

同じ業種でも管理の考え方や、上位システムの違いもありますので、一概には言えませんが、システム毎に「この業種に強い」というのはあるはずです。
まずは、ホームページや資料で同じ業種の導入実績があるか確認してみましょう。

弊社が提供する在庫スイートクラウド 導入事例はこちらよりご覧頂けます。

最後は個別相談が大切

候補を絞った後は、システム会社への個別相談をしましょう。
ここはオンプレミスもクラウドも違いはありません。

直接会話することで、システム会社側も御社のことを理解できます。
個別相談で大切なのは、御社の課題をはじめ、業種や取り扱い製品などより詳しい情報をシステム会社に伝えること。
詳しく伝えることで、自分達にあった仕組みなのか、現在の課題をクリアできるのかどうか、より正確な情報をもらうことができます。
システム会社も御社への理解が進むことで、システムとの適合度をより具体的に確認し、費用感や改善後の運用イメージも提示してくれるでしょう。

われわれインフュージョンは、クラウド在庫管理システム/倉庫管理システム(WMS)を提供しています。

全国840拠点以上の導入実績を持っており、サイトで紹介している事例も一例に過ぎません。

「在庫スイートクラウド」の機能詳細はこちら↓
 クラウド在庫管理システムの機能を見る >

・アナログ管理で時間がかかる
・帳簿在庫が合わない
・バーコードがあるのに活用していない
・ベテランでないと作業効率が落ちる
・出荷ミスが多い

といった課題があれば、まずはご相談ください。
専門スタッフが、オンラインにて個別相談に対応させていただきます。
御社の課題をはじめ、業種や取り扱い製品など詳しい状況をもとに、より適正なクラウド在庫管理システムをご提案いたします。

 

 

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