在庫管理・倉庫管理(WMS)のお役立ちノウハウまとめ
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在庫管理ノウハウ集

在庫管理におけるハンディターミナル選定のポイント

システム基礎知識

ハンディターミナルの2つのタイプ

在庫管理システムを導入するにあたり、広く使われる「バーコード」。
バーコードを活用するために導入される製品が「ハンディターミナル」です。

ハンディターミナルは通信方式の違いにより「無線タイプ」と「メモリタイプ(バッチタイプ)」の2タイプに分けられます。
無線タイプは、在庫管理システムと無線でリアルタイムに連携。
メモリタイプは、置台(通信ユニット、クレードルとも呼ぶ)にハンディターミナルを置いて、主にファイル転送によりシステムと連携します。
どちらのタイプを使っても在庫管理はできますが、現場での使い勝手は変わります。

「Wi-Fiを構築するのが面倒だし、メモリタイプでいいや」と簡単に考えていませんか?
導入してから後悔しないよう、その違いをしっかりと確認しておきましょう。

使い勝手の違い1:通信の為の人の移動と反映のタイムラグ

分かりやすい違いが、通信のために人が特定の場所まで移動する必要があるかどうかと、データ反映までのタイムラグです。
無線タイプはその場でリアルタイムに通信しますが、メモリタイプは置台経由での通信です。
置台の前まで行って、まとめて通信することとなります。
(例:お昼休み前と終業前の1日2回)

まずは、通信する際に置台の前まで移動することが許容されるのかを確認して下さい。
また、入力してからシステムに反映されるまでの半日程度のタイムラグが許容されるのかも確認して下さい。

使い勝手の違い2:事前ダウンロードの必要性

在庫管理や入出庫では、商品バーコードを読み取ると、ハンディターミナル画面に商品名や指示内容が表示される、というのがひとつのパターンです。
こうした動作を実現するには、商品マスターデータや指示データを活用する必要があります。

無線タイプでは、在庫管理システムのデータベースを直接検索できるため、ハンディターミナル内にデータを持つ必要がありません。

一方メモリタイプで実現するには、予めハンディターミナルへ商品マスターデータや指示データをダウンロードし、自身のメモリ内のデータを検索する必要があります。
メモリタイプは無線タイプには無い、作業前のダウンロードが必要となるのです。
このダウンロードですが、件数が多くなるほど時間がかかりますし、置台の台数が少ないと、朝に作業者の行列が出来るという結果になりがちです。

メモリタイプを導入する前には、作業開始前のダウンロード時間が許容できるかどうかを確認して下さい。

使い勝手の違い3:警告・エラーのリアルタイム性

入出庫・在庫管理では、出荷検品のように予め指示データを用意しその通り行う作業もありますが、現場で発生したことを直接入力することも多々あります。
例えば、倉庫内での在庫の移動。

「同じ商品が複数のラックに保管されていて、出庫しづらい。
 暇な時に、在庫を集約しよう。」

といったことは、現場判断での作業です。
ロケーション別で在庫管理を行っていれば、在庫移動もシステムへ反映させますが、その際、
「数量3個と入力したかったが、勢い余って33個と入力してしまう」
といったヒューマンエラーがあった場合について考えてみましょう。

無線ハンディターミナルなら、在庫データをリアルタイムにチェックするため、その場でラック単位での在庫マイナス警告が発生します。
全ての入力ミスをチェックできる訳ではありませんが、在庫マイナスになるような処理には直ちに警告を出してくれます。
誤った入力がそのままシステムに反映されないよう、極力防いでくれるのです。

一方、メモリタイプは在庫データを使ったチェックは出来ません。
例え作業前に在庫データをダウンロードしたとしても、他のハンディターミナルの入力内容は反映されていない可能性もあり、チェックしても意味がないのです。
作業が終わり置台に置いて通信した時点で、ようやく在庫マイナス警告が発生します。
そこから誤った処理を見つけ出し訂正しますが、そうした手間が増えてしまいます。

小さなことの様ですが、こうしたロス時間がスムーズな運用を妨げます。
在庫管理は小さなことを正確に処理し続けることで必要な情報が得られますが、現場が正確に処理しなくなる要因にもなりかねません。
入力ミスの発覚が遅れるケースがあることが許容できるかを確認下さい。

無線ハンディターミナルのメリットをまとめる

ここまで在庫管理システムにおける無線ハンディターミナルの長所を紹介してきました。

・通信の為に移動する必要がない
・システム反映にタイムラグがない
・作業前のダウンロードが要らない
・その場でエラーや警告を出すことが出来る

といったポイントより無線タイプを導入する現場が増えているのです。

無線タイプのデメリットとしてあげられる価格についても、以前はタイプの違いによる製品の価格差が大きかったのですが、今では随分縮まっています。
Wi-Fi環境を構築する費用も下がっていますし、在庫管理システムがクラウド型ならばスマートフォンやモバイルWi-Fiルーター、SIMといったLTE通信も利用できます。
昔と比べると、コスト面の理由でメモリタイプを導入されることは減っています。

自社に適したハンディターミナルの選定が大切

では、在庫管理においてメモリタイプのハンディターミナルはどんなメリットがあるのでしょうか?
それは、無線環境がなくても利用できるという点に集約します。
例えば30拠点を一元管理するような多拠点での在庫管理において、各拠点にWi-Fi環境がない場合、全拠点にWi-Fi環境を新たに構築するのが大変です。
こうしたケースでは今でもメモリタイプの導入が最適解となるでしょう。
(但しこうした領域も、今後はLTE通信による無線タイプが増えてくることが予想されます)

また、小規模な運用(場所が狭い、件数が少ない、作業者が少ない)なら、これまで紹介したようなデメリットも大きな問題にならないかもしれません。
ハンディターミナルのタイプの違いを理解し、自社の在庫管理システムに適した製品を導入して下さい。

我々は、在庫管理システムにあわせて、多くの現場でハンディターミナルを導入してきた実績があります。
・どんなハンディターミナルが適しているかアドバイスが欲しい。
・台数を伝えるので価格差を教えて欲しい。
といったご相談があれば、お問合せ下さい。

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