在庫管理・倉庫管理(WMS)のお役立ちノウハウまとめ
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在庫管理ノウハウ集

製造業向け!ERP?MRP?WMSとは?在庫管理システムの種類と役割をかんたん解説!

システム基礎知識

今回は、製造業において在庫管理に関するシステムに、どういったものがあり、それらがどういった役割を担うかを簡単に解説します。

ERP(Enterprise Resource Planning)とは?

まずはERP。会社の統合的な基幹システムです。
販売・調達・生産・在庫・会計など。こうした会社の基幹業務を一気に統合管理する仕組みになります。在庫でいうと、在庫の把握はもちろん、在庫の計画や在庫の評価を担うのがこのERPになります。

MRP(Material Requirements Planning)とは?

次はMRP。所要量計算です。
生産計画から逆算して、いつまでに、どういった部材・部品を、どれぐらい用意しておかないといけないのか。こういった計算を担う仕組みなります。
ERPのモジュールとして提供されることもありますし、MRPを独立した仕組みとして導入される形もあります。

WMS(Warehouse Management System)とは?

次はWMS。我々もシステムを提供してる領域です。
いざ物を取り出すよ、となった時に、正確に誰でもピッキングできるようにする。そのために、より詳細な在庫情報をリアルタイムに管理できるよう、倉庫をデジタル化していく仕組みになります。

もう少し軽量な仕組みもあります。
上位システムとリアルタイムなデータ連携は考えていないよ。ただ、何もデジタル化していないと、探し回るようなことになるので、どこに何があるかだけでも正確に管理したいよ。そうした時にはRIM(Real-time Inventory Management)と我々呼んでますけれど、こういった仕組みを導入されることもあります。

MES(Manufacturing Execution System)とは?

次、MES。製造実行システムです。
製造現場における進捗管理や実績収集。設備の状況や品質、人のリソースの配分などを収集管理していく仕組みです。
そうした点では在庫管理に直接的には関わらない仕組みです。ただし、この工程が終わったから次の工程に部材を投入しなきゃいけない。といったように、在庫を動かすトリガーになる位置づけの仕組みであり、そうした点で在庫と関わる仕組みになります。

製造業で、WMSやRIMが必要になる3つの理由

製造業において、WMSやRIMがどういう場合に必要だと考えられて導入されるのでしょうか?大きく3つの理由があります。

理由1 専用機能が必要にある

1つはWMSやRIMじゃないとクリアできない課題があるケースです。
入出庫の精度アップとスピードアップが課題であり、そのために倉庫をデジタル化する際に導入されます。

理由2 協力会社との一元運用

協力会社さんにも自社の在庫があり、効率的に、協力会社さんと一元管理していきたい。
こうした場合、やっぱり直接、ERPを協力会社さんが触ることが難しいので、サブシステムの方で管理していくケースです。WMSやRIMで、リアルタイムに何があるかを管理していきます。

理由3 ERPの在庫が合っていない

3番目がERPの在庫が合っていないケースです。
ERPは会計とも連携しているものであり、やっぱり在庫の精度がちょっと低いというお話も非常に多いです。ERPは継続的に運用しつつですね、 やっぱりこうリアルタイムで正確な在庫を把握しておきたい。こうしたケースでご導入されます。

さいごに

我々は在庫スイートクラウドというシステムを、提供しています。

・WMSである Proエディション
・RIMである Liteエディション
を揃えております。

「倉庫のデジタル化を進めたい」
「物探しをなくしたい」
「先入れ先出しをしっかり行いたい。」
「ロットトレースやっていきたい。」
「ピッキングの改善を行っていきたい。」

そうしたご相談ありましたら、お声がけください。

以上が、製造業における在庫管理に関わる仕組み(システム)とその役割の解説でした。

 編集者情報

角 三十五
(かど みそご)
代表取締役

大学卒業後、ハンディターミナルメーカーでプロジェクトマネージャーとして従事。2001年インフュージョンを設立。2003年よりパッケージ化したバーコード在庫管理システムを提供開始。2014年にクラウド/SaaS化した「在庫スイートクラウド」をリリースし、2,146拠点以上に導入されるサービスに成長。20年以上の経験と専門知識を活かし、コンサルティングを行っている。

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