フォークリフトに適したバーコード・QRコード読み取りとは
ハンディターミナルの読み取り距離
庫内でのバーコードやQRコードを読み取るハンディターミナル。
以前はタッチ式もありましたが、今ではラベルから離れて読むタイプが主流となりました。
離れて読ることが出来れば、上の商品を読むために背伸びしたり、下の商品を読むために屈(かが)む必要もありません。
作業性が上がり、人への負担が減るのです。
そんな読み取り距離ですが、一般的な読み取り距離は数cm~1m程度。
基本的には、バーコードの場合バーやスペースが太いほど、QRコードの場合1セルが大きいほど離れて読む事が出来ます。
しかし離れ過ぎるとピントが合わないこともあり、いくらバーコードを太くしても1mを超える事は余りありません。
ロングレンジハンディーターミナルの「3メートルの壁」
重量ラック(パレットラック)が配置され、フォークリフトを使って入出庫を行う倉庫では、もっと遠くから読みたいというニーズがしばしば出ます。
1m未満の読み取り距離ではフォークから一旦降りて読み取るしかありません。
フォークから降りずに読み取れる様、ロングレンジでの読み取りが求められるのです。
そうしたニーズに対応するため、最大3m程度離れても読み取れる「ロングレンジハンディターミナル」が存在します。
しかし、従来のロングレンジハンディターミナルを導入されたお客様からは
「もっと遠くのバーコードを楽に読みたい」
という声が聞かれるのです。
大抵、重量ラックの高さは3~4mありますので、最上段を読むには3mは距離としてギリギリ。
ラベルの位置や汚れなどの条件が変わると、読みが悪くなります。
また、レーザー方式の読み取りは、距離が遠くなる程手ブレの影響が大きくなり、狙ったバーコードにレーザーを当てるのが難しくなります。
フォークリフト運用のハンディターミナルには、4~5m離れても読める事、また手ブレの影響が少ない事が求められるのです。
3mの壁を破る新ハンディターミナルが登場
そうした中10m離れても読み取れるというハンディターミナルが登場しました。
それがデンソーウェーブ製のBHT-605QLWBです。
Code39で2.5mm、QR Codeで2.5mmの場合に10m離れて読むとのこと。
我々の社内テストでも、CODE128 ナローバー1.5mm、QRコードセルサイズ2.5mmで5m離れて読むことは確認しました。
読み取り方式もレーザーではなく、オートフォーカス付の2次元CCD。
画像としてとらえるので、その中にラベルが入っていれば読み取りの対象となります。
手ブレの影響が出にくい方式です。
BHT-605QLWBとも連携する在庫スイート
もちろん、ハンディターミナルだけでは業務に使えません。
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