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在庫管理ノウハウ集

在庫管理システムは買い切りとSaaS、どちらが安い?5年間の総コストで比較

在庫管理システムを導入する際、「クラウド/SaaS型」と「オンプレミス型」のどちらを選ぶべきか、迷われる方も多いのではないでしょうか。
クラウド/SaaSは月額・年額の利用料金が発生する一方、オンプレミスは初期費用を支払ってシステムを購入する形態が一般的です。
そのため「長く使うなら、買い切りのオンプレミスの方が安いのでは?」と考える方もいらっしゃるでしょう。

しかし、オンプレミスも購入後の費用がゼロになるわけではありません。
両者の違いを、費用と運用負担の観点から解説します。

クラウド/SaaSとオンプレミスの費用の違い

クラウド/SaaSは、サービス提供会社が管理するシステムをインターネット経由で利用します。自社でサーバーを用意する必要がなく、月額・年額の利用料金を支払う形態が一般的です。

一方、オンプレミスは自社で用意したサーバーなどにシステムを構築します。導入時にまとまった費用が必要ですが、月々のシステム利用料が発生しない製品もあります。
ただし、オンプレミスではシステム購入後もサーバーの保守や運用、ソフトウェアの更新などに費用がかかる場合があります。

オンプレミスで見落としがちな運用コスト

オンプレミスの費用を考える際には、システム本体の価格だけでなく、次のような費用や作業も確認する必要があります。

  • サーバー運用: サーバーの設置環境、保守、バックアップ、停電対策など
  • 障害・セキュリティ対応: 障害発生時の調査・復旧、OSやセキュリティの更新など
  • システム更新: OSのサポート終了やサーバー老朽化に伴う更新・移行など
  • 社内担当者の工数: 日常の運用確認や、障害時のベンダーとの調整など

クラウド/SaaSでは、こうしたサーバー基盤の運用をサービス提供会社が担うため、ユーザー企業の管理負担を軽減できます。
特に、情報システム担当者が少ない企業では、「誰がサーバーを管理するのか」も重要な比較ポイントです。

5年間の総コストで比較する

クラウド/SaaSとオンプレミスを比較する際には、初期費用や月額費用だけでなく、一定期間の総コスト(TCO)で考えることが大切です。

例えば5年間利用する場合、次の項目を比較します。

比較項目クラウド/SaaSオンプレミス
初期費用比較的小さい傾向大きい傾向
利用料金月額・年額で発生不要な製品もある
サーバー購入・管理原則不要必要となる場合が多い
保守・バックアップサービス提供側が対応する範囲がある自社または委託先が対応
OS・システム更新サービス側が対応する範囲が広い別途費用・作業が発生する場合がある
社内運用工数比較的小さいサーバー管理等の負担がある

※実際の費用や保守範囲は製品・契約内容によって異なります。

オンプレミスの方が総コストを抑えられるケースもありますが、「初期費用+5年間の利用・保守・運用費用」を同じ条件で比較することが重要です。

自社に適した方式を選ぶには

オンプレミスは、自社独自のシステム構成や厳格なネットワーク要件があり、社内に十分な運用体制がある企業などに適しています。

一方、クラウド/SaaSは、サーバー管理の負担を抑えたい企業や、複数拠点で利用したい企業、継続的な機能改善を利用したい企業などに適しています。

在庫管理システムでは、ハンディターミナルやスマートフォンなどの端末費用、将来の機種更新も含めて比較するとよいでしょう。

まとめ|システムの価格だけでなく、運用負担まで比較

クラウド/SaaSとオンプレミスは、費用の発生方法だけでなく、導入後の運用負担にも違いがあります。
システム選定では、初期費用や月額料金だけでなく、5年間の総コストと社内の運用体制を踏まえて判断することが大切です。

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