株式会社インフュージョン(所在地:横浜市)は、主力サービスであるクラウド/SaaS在庫管理システム「在庫スイートクラウド」のデバイス利用ユーザー264拠点を対象に2020年8月と2021年8月のスマートフォンの利用率に関する調査を実施いたしました。
その結果、この1年間で在庫管理にスマートフォンを導入しているユーザーが28%から54%へ26%増加したことが分かりました。
2019年以降、急速に普及したキャッシュレス(バーコード・QRコード)決済に伴う技術革新と実体験が、倉庫内でのバックオフィス業務にも影響していることが伺えます。
■調査結果サマリー(2020年8月と2021年8月の比較)
(1)スマートフォンのみ利用しているユーザーは11%から25%へ増加
(2)ハンディターミナルとスマートフォンを併用しているユーザーは17%から29%へ増加
※(1)(2)合計で、スマートフォンを利用しているユーザーが28%から54%へ増加
(3)ハンディターミナルのみ利用しているユーザーは72%から45%へ減少
■考察
入出庫・倉庫業務における、バーコード・QRコードの読み取りデバイスにスマートフォンを活用しているユーザーが増加しています。特にスマートフォンのみの利用率は倍以上へと伸びていることが分かりました。
スマートフォンで不安視されていた「カメラの読み取り性能」の向上※1や、キャッシュレス決済の実体験※2から「スマートフォン」採用のハードルが下がったと考えられます。
※1 当社検証で、2017年発売と2019年発売の同一シリーズのスマートフォンで、同じバーコードを読んだ際、2017年発売の機種では読み取らなかったが、2019年発売の機種では問題なく読み取りができた事例がございます。
※2 当社にて、ユーザーに説明する際「キャッシュレス決済のようにバーコード・QRコードを読み取る」と話すことで、ほぼ全ユーザーがイメージできると言ってくれるようになりました。
■調査概要
調査対象期間 :2020年8月/2021年8月
対象企業 :在庫スイートクラウド(クラウド/SaaS在庫管理システム)にて
ハンディターミナル・スマートフォン
どちらも利用可能なオプションへの加入企業
対象ユーザー数:264拠点
■調査の背景
読み取りデバイスとしてスマートフォンを活用する事例を目にするようになり、ハンディターミナルとスマートフォン、どちらを採用するか決めかねるユーザーが増加しています。判断材料として活用できるよう、正確な利用状況を調査し、公表することとしました。
プレスリリースはこちらからご確認いただけます。
https://www.atpress.ne.jp/news/274068