移動ラック、その特徴とロケーション管理のポイント
倉庫では、保管スペースを確保するため、ラック(棚)を導入されるケースがほとんどです。ラックには様々な種類がありますが、今回は移動ラックについて、その特徴と運用ポイントについて紹介します。
移動ラックとは
移動ラックとはその名の通り「床を移動するラック」。
台車の上に搭載したラックを、床のレールに沿って動かすことができます。
移動させる方法には「電動式」「ハンドル式」 「手動(スライド)式」があります。
移動ラックの特徴と導入の判断基準
移動ラックの最大のメリットは保管力アップです。
通路に必要なスペースを減らすことができるため、固定ラックと比較し、格納効率は1.5~2倍になると言われています。
一方、入出庫の際はラックを移動させるため、入出庫が非常に多い倉庫には向いていません。
別の倉庫を借りれば、
・別倉庫を借りる費用
・別倉庫で作業する人件費
・倉庫間で在庫を移送させる費用
が発生します。
もちろん、移動ラックを導入すれば、
・移動ラックの導入や保守に関する費用
・作業性の低下でロスする人件費
が発生しますが、それを考慮してもメリットが大きい場合に導入されます。
移動ラックを導入した倉庫での運用ポイント
移動ラックを導入すると、ロケーションを明確に管理する必要があります。
ロケーションごとの在庫管理を正確に行う必要があるのです。
そのためには、どのラックに何をいくつ、入庫または出庫したのかを記録し、在庫データを更新する必要があります。
ホワイトボードやエクセルで管理されている現場は、手間がかかる上に正確には管理できていないケースがほとんど。
バーコードを活用し、簡単かつ正確に管理できる体制づくりが望まれます。
在庫スイートクラウドでの対応
当社が提供する「在庫スイートクラウド」は、ロケーション別在庫管理に対応します。
バーコードをハンディターミナルやスマートフォンで読み取り、入出庫を登録。
在庫のロケーション(ラックNo)を明確にでき、作業動線も短縮し作業性も向上します。
クラウド/SaaSの実在庫管理・倉庫管理システムですので、登録結果はすぐに反映。
倉庫スタッフはもちろん、遠隔地のメンバーともリアルタイムに情報共有できます。
ラックNoを含めた入出庫の指示は事務所スタッフ、実際の入出庫はフォークドライバーという作業分担も可能となります。
全国1,855拠点以上の導入実績を持つ「在庫スイートクラウド」。
移動ラックを導入された倉庫での事例もございます。
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大学卒業後、ハンディターミナルメーカーでプロジェクトマネージャーとして従事。2001年インフュージョンを設立。2003年よりパッケージ化したバーコード在庫管理システムを提供開始。2014年にクラウド/SaaS化した「在庫スイートクラウド」をリリースし、1,855拠点以上に導入されるサービスに成長。20年以上の経験と専門知識を活かし、コンサルティングを行っている。
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