在庫管理・倉庫管理用語として使用される「3PL（サードパーティー ロジスティクス）」について、ご説明します。
＜読み＞すりーぴーえる（さーどぱーてぃー ろじすてぃくす）
＜英語・別名称＞Third（3rd）Party Logistics

3PL（サードパーティー ロジスティクス）とは？

3PL（サードパーティー ロジスティクス）は、倉庫での在庫管理や輸送などの物流業務を荷主企業が行うのではなく、第三者（サードパーティー）に委託する業務形態のことです。
第三者企業は、専門的なノウハウから業態物流業務の効率的なシステム構築の提案、物流業務の企画・設計・運営の全体を包括的に受託し、最適化を図ります。

3PL（サードパーティー ロジスティクス）の種類

サードパーティーは「アセット型」と「ノンアセット型」があります。
・「アセット型」
自社で保有している倉庫やトラックなどの輸送手段や物流資産を活用してサービスを提供する事業者。
・「ノンアセット型」
製品や物量に応じて、外部の倉庫事業者や輸送事業者を活用してサービスを提供する事業者。

※サードパーティーに対して「ファーストパーティー」「セカンドパーティー」があります。
・「ファーストパーティー」
メーカーなど供給企業を表します。
・「セカンドパーティー」
卸売り、小売り事業者を表します。

3PL（サードパーティー ロジスティクス）のメリット

・コストの最適化
自社で物流業務を担う場合、倉庫をはじめ、輸送用のトラック、それらに携わる作業員の人件費、システム維持費が発生します。
3PL事業者に委託し、荷量により業務を最適化することでコストの削減に繋がります。
・物流業務の品質向上
ノウハウのある3PL事業者が効率のよい運用をミスなくスピーディに行ってくれます。
・生産性の向上
物流業務に携わっていたマンパワーを他の業務に集中させることができ、生産性の向上を図れます。

また、3PLの普及は、物流の効率化がCO2排出量削減となり、環境問題への対応や地域経済の活性化にも繋がります。

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