在庫管理・倉庫管理用語として使用される「ロット」について、ご説明します。
<読み>ろっと
<英語・別名称>lot
「ロット」とは、製造や保管する場合の同一物品のまとまりです。
倉庫管理において、ロットは「先入れ先出し」と「ロットトレーサビリティ」に関わります。
システムで先入れ先出しを行う場合、判断基準となる日付情報を「まとまり」の単位とします。
メーカーが使用期限や賞味期限、製造日を付けていれば、その日付を用います。
そうした情報がない場合、自社の入荷日を用います。
また、ロットトレースは、どの相手先にどの物品を出荷したかを、ロットレベルで追跡することです。
多くの場合、メーカーが付ける「製造ロット」で追跡する必要があります。
「先入れ先出し」と「ロットトレーサビリティ」両方実施する場合は、それぞれに必要な情報を管理します。
ロット管理することで、先入れ先出しの徹底やトレーサビリティ強化を実現します。
一方で、細かく管理するほど、現場の入力工数が増えるなど、管理負担が上がります。
重要な物品のみ、ロット管理するケースも多く見られます。