在庫管理・倉庫管理用語として使用される「オンプレミスシステム」について、ご説明します。
<読み>おんぷれみすしすてむ
<英語・別名称>on-premises system
オンプレミスシステムとは、サーバーやネットワーク機器、ソフトウェアなどを、自社の建物内に設置し、管理・運用するシステムです。
オンプレミスシステムは、データやシステムが社内にあり、直接管理できるため、セキュリティを確保しやすいです。
また、システムやインフラの構築をすべて自社で行うため、自由度とカスタマイズ性が高いです。
オンプレミスシステムは、ネットワークやサーバーの調達・構築、システムの開発、それらを管理する人員の配置が必要になり、導入費用・維持費用が高額となります。
また、機器の調達から実施するため、導入までの時間を要します。
オンプレミスシステムとクラウドシステムの違いは3つあります。
オンプレミスは、企業や組織が自社内でサーバーやネットワーク機器を所有し、管理します。
クラウドは、プロバイダーがサーバーを所有し、管理します。
オンプレミスは、ハードウェアやソフトウェアの購入、保守、更新に関連する固定費用が発生します。
スケーリングやアップグレードには追加の資金と時間が必要です。
クラウドは、従量課金制やサブスクリプションベースの料金体系を採用しています。
必要に応じてリソースを拡張または縮小でき、使用した分だけ料金が発生します。
オンプレミスは社内ネットワーク内でのみ利用可能です。
クラウドはインターネットが接続されていればどこからでも利用できます。