在庫管理・倉庫管理用語として使用される「保全部品」について、ご説明します。
<読み>ほぜんぶひん
<英語・別名称>spare parts
保全部品とは、工場やプラントなどの設備や機器の稼働を継続的に維持するために必要な予備部品です。
予期せぬ故障や緊急の修理に備えて保管されます。
保全部品は、緊急時に迅速な対応ができるようストックしておく必要があります。
保全部品が欠品すると、予期せぬ故障時に生産ラインや業務が中断してしまいます。
在庫管理がしっかりしている企業は、機器の稼働信頼性が高く、顧客からの信頼も向上します。
また、保全部品の適切な在庫管理は、必要な部品を適時に入手することを可能にし、緊急時の高額な部品購入や迅速な配送費用の削減に繋がります。
「保全」と「保守」は似たような意味を持つ用語ですが、微妙に異なる側面があります。
「保全」は、設備やシステムが正常に機能し続けるように維持・管理することを指し、主に予防的な活動が中心となります。
「保全部品」は設備や機器の稼働を継続的に維持するために必要な予備部品です。
「保守」は、設備やシステム、製品が故障した際に修理や調整を行い、再び正常に機能させるための活動を指します。
「保守部品」は設備やシステム、製品の修理に使用される部品です。
※「保全部品」の在庫管理のポイントはこちらのノウハウ集でご確認いただけます。
「設備保全部品の在庫管理 その特徴とシステム活用例」