在庫管理・倉庫管理用語として使用される「トータルピッキング」について、ご説明します。
<読み>とーたるぴっきんぐ
<英語・別名称>total picking・バッチピッキング
「トータルピッキング」とは、複数の出荷オーダー分の物品をまとめて保管場所から物品を取り出した後に、出荷オーダーごとに仕分けるピッキング方法です。
シングルピッキングと比較した場合のトータルピッキングのメリットは、ピッキング導線が短くなる点です。
デメリットは、仕分け作業が必要になる点や、キャンセル対応が難しくなる点が挙げられます。
なお、仕分け作業が必要となるため、仕分けスペースが確保できることが条件となります。
トータルピッキングにすることで作業の削減効果が大きくなるのは、以下の様なケースです。
・物品の種類が少なく、複数の出荷オーダーから同じ物品が指定される確率が高い
・物品が小さく、複数の物品を一度のピッキングで運べる