在庫管理システム導入により、端材の“見える化”を実現無駄な発注が減少し、在庫を3割も削減

業種：製造栃木県鹿沼市株式会社北関東三協サッシ様

在庫を抱えることはコスト要因になります。
在庫管理ではできるだけ在庫を少なく抑えることが目標になり、在庫管理の適否が企業業績を大きく左右する時代といえます。
今回は、在庫管理システム「在庫スイート」の導入により、情報の一元管理による在庫把握の精度向上から在庫水準の最適化、そして在庫コストを削減につながったケーススタディをご紹介します。

導入の背景

寸法も多様な端材、正確な在庫把握が課題に

同社では、オフィスビルから学校、店舗、集合住宅など、多様なニーズに応えるアルミサッシ、カーテンウォール等を製造。
アルミサッシは約6mの長尺資材を、図面に従って切断し加工していますが、その際に余った資材（端材）の管理が長年の課題に。
端材の中で使えるものがあるにも関らず、システムで見えないために、新たに資材を発注するという無駄が発生していました。

一般的な倉庫管理システム（WMS: Warehouse Management System）では、システムも大規模であり、導入コストも数百万～数千万円と高額になるため、同社のニーズや規模に最適な在庫管理システムとして、「在庫スイート」の導入に至りました。

導入の効果

寸法・品番、個数、ロケーション情報の把握で精度向上、
在庫の最適化によりコスト削減につながる

事前にネット上で公開している体験版で導入イメージを把握していただき、システムのセットアップを含め、導入研修は1日で完了。
アルミサッシの端材は、寸法・型番（バーコード情報）、数量、ロケーション情報を入力して管理し、在庫状況はオフィスのパソコンでも確認できる仕組み。
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現場での作業はハンディターミナルによるバーコードの読み取りと入力が中心であるため、作業の効率や在庫管理の精度を向上させることが可能であり、コンピュータに詳しくない社員の方でも無理なく運用できています。

在庫管理システム導入で、端材の“見える化（可視化）”が実現し、端材を有効に利用することで無駄な発注が減少したため、結果として約3割の在庫削減につながりました。
現在では、部品管理にも同システムを導入し、多品種、小ロット、短納期に対応しています。

アルミサッシの端材は、寸法と型番に応じてバーコードを添付し、寸法・型番（バーコード情報）、数量、ロケーション情報によって管理。

部品管理にも「在庫スイート」を順次導入し、多品種、小ロットに対応。
使用頻度の高い部品から、品番と数量データの管理を行っています。

導入システム

在庫スイート２　プロフェッショナル
*現ラインナップでは在庫スイートクラウドLiteとなります（2015/08）

導入企業プロフィール

株式会社北関東三協サッシ
http://www.watanabe-sangyo.co.jp/sankyo_index.html
従業員数：60名（2007年現在）
事業内容：三協立山アルミ株式会社と技術および資本提携し、アルミサッシ、カーテンウォール等を製造。アルミサッシ業界、全国トップレベルのシェアと実績を誇る。
同社工場は、JIS表示認定工場として認められた信頼性の高い設備とラインを保有

kitakantou_03 管理部部長　宇賀神雄二氏
「事前に体験版で導入イメージが把握できたので、導入研修も1日で済みました。
在庫管理の徹底により社員のコスト意識も高まり、意識改革につながりましたね」