在庫管理・倉庫管理(WMS)のお役立ちノウハウまとめ
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在庫管理ノウハウ集

保守部品(サービスパーツ)の在庫管理 難しさと対策

業種別ノウハウ

製品の保守業務で、必要になるのが保守部品(サービスパーツ)です。
サービス低下や生産計画のズレに直結するため、保守部品の欠品は許されません。

そんな大切な保守部品ですが、多くの現場で在庫の精度が課題となっています。
正しい在庫数が把握できていない一方で欠品が怖くて、過剰在庫になりがち
しかし、欠品がたびたび発生してしまいます。

保全部品に特化した内容はこちらのページで紹介しています。
設備保全部品の在庫管理 その特徴とシステム活用例

保守部品の在庫管理

保守部品の在庫が合わない理由

なぜ、保守部品の在庫精度が低いケースが多いのでしょうか?

ひとつは予定が立たないことが挙げられます。
生産計画にもとづいて使用される製造部品と違い、保守部品は修理が必要になった際に使うなど、多くの場合で予定が立ちません。
予定にもとづいてデータを作成し、一括で登録するといったことが出来ません。

保守部品の出庫は予定が立たない

頻度が高いことも影響します。
同じ部品を一定量使用する製造部品と違い、保守部品は1回の修理で使う数は多くありません。
しかし、正確に管理するには、修理のたびに都度記録し、システムへ反映させる必要があるため、入力頻度が高くなります。
これが手間で「人手が足りない」「コスト的に合わない」といったことから、記録や反映を怠りがちです。

保守部品の在庫は入力頻度が高い

また、関わる人が多い点もあります。
製品や製造部品の入出荷は、ほとんどのケースで専門の倉庫担当者が行います。
倉庫担当者に限られるため、正しい運用を徹底させやすいのです。
一方、保守部品は修理や保守を行う人が直接、部品を持ち出すケースが多いのです。
入出庫や在庫管理が専門ではない人が多く関わるため、正しい運用を徹底させることが難しい面があります。

保守部品の在庫管理は関わる人が多くなる

こうした理由により、正しい保守部品の在庫情報を持たないまま運用されている現場が多いのです。

なぜ、保守部品は過剰在庫でも欠品が発生しやすいか?

先にも述べましたが、特に欠品を避けなければならないのが保守部品です。
欠品を避けるためには適切な発注が重要となります。

正しい在庫情報を持っていなければ、倉庫に行って在庫を目視で確認し、発注する部品を洗い出すしかありません
相談に来られる方の多くは、こうした発注管理をされていました。

しかし、扱う部品が数千種類に上ることはざら。
相当、骨の折れる作業です。

作業時間がかかるため、週に一度、月に一度といった、間隔の空いたチェックとなります。
保守部品は使用の想定ができないことから、間隔があくと、欠品のリスクが高まります。
リスク回避のため、過剰に在庫を持つようになりますが、大きな変動には対応ができずに欠品が発生してしまうのです。

目視による在庫数の確認の様子

保守部品における在庫管理のポイント

入出庫のスムーズな反映

正確に在庫管理を行うには、モレなく正確に入出庫をシステムに反映させる必要があります。
多くの人に正確に入力してもらうには、PCが苦手な人でも簡単に扱える「バーコード」が有効です。

持ち出す際に、部品のバーコードを読み取り、数量を打ち込むだけ。
現場からダイレクトにシステムへ反映されるので、作業性を損ないません。

スマートフォンのカメラでバーコード/QRコードを読んでの入力も可能。
スタッフがスマートフォンを持っていれば、専用のリーダーが要りません

正確に管理できるよう、簡単に反映できるための環境整備を進めます。

発注点割れの自動チェック

発注支援としては、発注点管理があります。
各部品に対し発注点を設定しておき、在庫数が発注点を割り込んでいるかをチェックすれば、倉庫を歩き回り目視で確認する必要がなくなります

バーコードを使ったスムーズな入力で、在庫の精度をアップ。
発注点割れのチェックで、過剰在庫と欠品を抑え込む。
保守部品の在庫管理では、この2つのアプローチが有効です。

保守部品で実績のある在庫管理システム

当社が提供する「クラウド在庫管理システム/倉庫管理システム(WMS)」は、ハンディターミナルのほかに、スマートフォン(Android/iOS)も利用できます。
8割超のユーザーが、バーコードやQRコード活用したリアルタイムな実在庫管理を実施されています。
※バーコード・QRコードを活用した在庫管理については「在庫管理におけるバーコード・QRコード導入のメリット・デメリット」でご確認いただけます。

発注点は倉庫毎・品目毎に設定でき、発注点を割り込んだ部品は画面でも確認することができますし、1日1回、メールで自動通知することもでき、忘れる心配がありません
メールは宛先を複数設定できるため、TeamsやSlackなどメール投稿できるビジネスチャットで通知でき、スタッフ間の情報共有もスムーズに行えます。
※在庫スイートクラウドの発注点機能については「欠品を防ぐ発注点」にてご覧いただけます。

在庫管理システム発注点割れ通知

充実の情報提供とサポート体制

保守部品の管理でも多くの実績がある「在庫スイートクラウド」について知りたい」。
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30日間無料の体験版もあります。
スムーズな検証に向け、マニュアル、チュートリアル、FAQ、レクチャー動画を用意。
ご質問をいただければ、専門スタッフが対応します。

「ラベル発行が面倒なので、バーコード・QRコードを利用してリアルタイムな在庫管理に踏み切れない」
そんな課題をお持ちの皆様、まずは「在庫スイートクラウド」の資料をご覧ください。

 編集者情報

角 三十五
(かど みそご)
代表取締役

大学卒業後、ハンディターミナルメーカーでプロジェクトマネージャーとして従事。2001年インフュージョンを設立。2003年よりパッケージ化したバーコード在庫管理システムを提供開始。2014年にクラウド/SaaS化した「在庫スイートクラウド」をリリースし、1,855拠点以上に導入されるサービスに成長。20年以上の経験と専門知識を活かし、コンサルティングを行っている。

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