在庫管理・倉庫管理用語として使用される「固定ロケーション」について、ご説明します。
<読み>こていろけーしょん
<英語・別名称>fixed location
「固定ロケーション」とは、倉庫で在庫管理を行う際、アイテム毎に保管する場所を決める(固定する)運用です。
・取扱アイテムの入れ替わりが少ない(定番アイテムが多い)
・保管在庫数が安定している
場合に適した運用方法です。
どこに何があるのか人が覚えやすいのが特長です。
慣れている人であれば、ピッキング時にアイテムを探す時間を短縮できます。
入出庫作業は単純になるのでシステム化されていない現場で多く採用されています。
また、現場ではアイテムの欠品状況も一目で把握ができます。
各ロケーションに保管できるアイテムは決まっているため、場所が空いていても他のアイテムを置けません。
置ききれない時は、別の場所に保管することになり「在庫探し」の原因となことも。
また、在庫数の増減やアイテムの入れ替えがあれば、レイアウト変更が必要となり、作業者は新しいロケーションを覚えなくてはいけません。
固定ロケーション運用は
・アイテムの出荷頻度によりロケーションを設定(定期的に見直し)
・ピッキングの導線を考慮したロケーションを設定
することで、効率的な運用へつなげることができます。
※「固定ロケーション」と「フリーロケーション」の違いはこちらのノウハウ集でご確認いただけます。
「ロケーションとは?ロケーション管理のメリットと運用方法、お役立ちツール」