在庫管理・倉庫管理(WMS)のお役立ちノウハウまとめ
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在庫管理ノウハウ集

ロケーションとは -ロケーション管理のメリットと運用方法、お役立ちツール

倉庫管理の基礎知識

倉庫内の保管場所を指す住所(番地)
それがロケーションです。
スチール棚が入っている倉庫では、棚の1段づつにロケーションを振ります。
重量ラックが入っている倉庫では、ラック1つづつに。
平置きの場合でも、床に線を引きロケーションを振ります。

ロケーションを割り振る理由はひとつ。
倉庫内でモノを探し回ることを無くすこと
「どこに、何があるか」をデータとして扱えるよう、場所に対しロケーションと呼ぶコードを振り、ロケーションと在庫情報を紐づけて管理します。

•「出荷する際に、モノを探し回ることが多い」
•「熟練者でないと、出庫できない」

そんな悩みを抱えている場合、在庫のロケーション管理が有効です。

location01

ロケーションの付け方

ロケーションは倉庫内のアドレスです。
棚が入っている倉庫では、棚や棚の1段づつにロケーションを振ります。
ラックが入っている倉庫では、ラック1つづつに。
また平置きの場合は、一定のエリア毎に床に線を引いてロケーションを付けて管理します。

ロケーションを聞けば、倉庫内のどの辺りなのかが、すぐに分かるように付けるのが重要です。
基本は「列・連・段」で振ります。



なお段は、後から増えることも考慮し、下から番号を振るケースが多く見られます。
また、複数の建屋やフロアになる場合は、「建屋・フロア・列・連・段」といったように、列の前に建屋やフロアを入れます。

固定ロケーションとフリーロケーション

ロケーション管理と密接に関係するのが、在庫の保管ルール。
保管ルールには大きく分けて 「固定ロケーション」と「フリーロケーション」があります。

固定ロケーション」とは、アイテム毎に保管する場所を決める運用
どこに何があるのか人が覚えやすいのが特長です。(アイテム数が多いと大変ですが)
しかし、場所が空いていても他のアイテムは置けません。
逆に、置ききれない時は、別の場所に保管することとなり「在庫探し」の原因になりがち。
アイテムの入替があれば、置き場所を決定・変更する必要もあります。
シンプルな運用ですが、柔軟性に欠け、面倒な点も多い運用です。
入出庫作業は単純になるのでシステム化されていない現場で多く採用されています。

フリーロケーション」とは、空いている場所に保管していく運用
出庫すべきアイテムはどのロケーションにあるのか確認するのが手間となります。
しかし、1つのロケーションに置ききれなくても、アイテムの入れ替えがあっても何もする必要はありません。
また、保管効率があがるので、同じ倉庫でもより多くの在庫を保管することができます。
固定ロケーションのような
•在庫の増減やアイテムの入れ替えでレイアウト変更を強いられる
•場所が空いているのに置けない
といったデメリットがないのです。

フリーロケーションは、
•雑貨やアパレルといった、商品変動が激しい商品
•化学原料といった、生産量の変動で在庫の増減が多いもの
•食品・医療といった、日付管理やロット管理が必要な商品

などで多く採用されています。
※詳しくはノウハウ集「フリーロケーションに適した在庫管理とは」をご覧下さい。

2つを融合したダブルトランザクション

固定ロケーションとフリーロケーションを融合した「ダブルトランザクション」と呼ばれる運用もあります。
ピッキングエリアとストックエリアを明確に分け、ピッキングエリアは固定ロケーション、ストックエリアはフリーロケーションで運用します。

メリットは、ピッキング効率をあげられること。
ピッキングエリアには数日分の出荷量程度の少量の在庫のみ保管することで、狭い場所に様々なアイテムが保管されている状況とし、効率的なピッキング作業を目指します。

デメリットは補充作業が必要なことです。
一日の最後に補充すべき数を洗い出し、ストックエリアからピッキングエリアに補充する必要が発生します。

柔軟な固定ロケーションとは

人気の高いフリーロケーションですが、フリーロケーション運用を行っている現場がすべて「完全なフリーロケーション」で保管されているかというと、そんなことはありません。
「原則、同じアイテムは同じ所に置くけれど、置ききれなければ空いた所に置いてよし」

という、言わば「柔軟な固定ロケーション」で運用されているケースも多く見られます。
「ほぼ固定ロケーションなフリーロケーション」運用とも言えます。

この場合、各アイテムの基本的なロケーションは定めつつ、そこに置ききれなければ空いているロケーションに保管します。
従来、固定ロケーションで運用されていた現場にも馴染みやすく、フリーロケーションならではの柔軟性もあります。

「柔軟な固定ロケーション」運用は、BtoB用倉庫で多く見られます。
BtoBでは1つのオーダーでの数量が多くなります。
同じアイテムが複数のロケーションに散在しているとピッキング効率が悪くなるため、なるべく同じアイテムは同じロケーションに保管します。
一方、同一アイテムは必ず同じロケーションに保管する固定ロケーションも現実的ではなく、自然と「柔軟な固定ロケーション」運用となるのです。

ロケーション管理にけるお役立ちツール

在庫のロケーション管理=システム化が必須、という訳ではありません。
紙やホワイトボード、エクセルを使い、ロケーション別での在庫管理を実施されているケースもあります。

ただ、紙やホワイトボード、エクセルを使ったアナログなやり方では、移動や記入/入力、集計に時間を取られ、作業の生産性が落ちます。
アイテム数や入出庫の頻度が多いほど、在庫のロケーション管理の必要性は高まりますが、生産性の落ち込みも大きくなるのです。

こうした「ロケーション管理のジレンマ」に有効なのがバーコードシステム。
入庫の際に、ハンディターミナルを使い、その場でラックに貼ってあるロケーションバーコードとアイテムのバーコードを読み取ります。
その結果は自動集計され「どこに・何が・いくつある」かをリアルタイムに把握できるのです。
必要性が高い現場ほど、生産性が落ち込むという「ロケーション管理のジレンマ」を解消してくれます。

更に、出庫指示をシステムに登録すると「どこにある・何を・いくつ」ピッキングすべきかを自動的に指示してくれるシステムもあります。
「柔軟な固定ロケーション」を含めたフリーロケーションのデメリットである「出庫すべきアイテムのロケーションを確認する手間」を省いてくれます。

バーコードシステムを活用すれば、ロケーション別在庫をリアルタイムに把握でき、同じアイテムが複数ロケーションに保管されてもスムーズに出庫できます。

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