紙の原反の在庫管理・倉庫管理での対応ポイント
目次
はじめに
紙製品メーカーや印刷会社では、紙の原反を在庫として管理することがあります。今回は紙の原反の在庫管理について、その特徴や運用ポイントをご紹介します。
紙の原反とは?
原反とは、加工前の紙や生地、フィルムなどの薄くて長い素材を示します。紙の原反はロール状で、1本あたりの重さは数百キロから1トンを超えることもあります。
紙の原反の長さ
原反の重量や長さは、一般的には一定の規格に基づいて製造されます。幅は一定ですが、長さは個々のロールごとにわずかに異なります。
個々の重量や長さは、製造元の仕様書やラベルに記載されています。
原反の在庫管理において求められるもの
正確な在庫量を管理するため、 1本ずつ異なる長さを個別に管理する必要があります。原反が3本入荷した場合でも、それぞれ1本目、2本目、3本目と識別することが求められます。
紙は時間が経つにつれて品質が劣化する可能性があります。湿度や温度の影響を受けやすいため、品質の低下を防ぐため、古い在庫から先に使用することが求められます。
紙ですので、水濡れや湿気は大敵。床にジカ置きはできません。また、 1本の重さも数百キロから1トンにもなるため、パレットに載せてフォークリフトで搬送。パレットのままラックに保管されることが一般的です。
どのラックにどの原反を保管したかを管理し、フリーロケーションでの入出庫・保管がスムーズにできることが求められます。
「在庫スイートクラウド」での対応
当社が提供する在庫・倉庫管理システム「在庫スイートクラウド」は、原反管理で実績のある仕組みです。活用法をご紹介します。
QRコードを活用し個別管理
「在庫スイートクラウド」では、QRコードを含んだ現品票ラベルを発行できます。製造ロットでは1本ごとの識別が難しい場合、枝番を付与しましょう。QRコードに「アイテムと製造ロット+枝番」の情報を含めて運用することで、読み取るだけで1本ごとの識別が可能となります。数量はそれぞれの長さ(m)とします。
個別管理が不要なアイテムとの一元管理
原反以外のアイテムは、1本ずつの個別管理が必要ないものが大半です。「在庫スイートクラウド」では、アイテムごとに在庫管理に必要な項目を設定できます。これにより、他の材料や製品と原反を同じシステムで一元管理しても、ミスのない運用ができます。
先入れ先出しに対応
製造ロットのほか、入荷日(または製造日)別での在庫管理も可能。先入れ先出し出庫をシステムで支援します。
フリーロケーションにも対応
ハンディターミナルやスマートフォンで、現品のQRコードとロケーションのQRコード(バーコード)を読み取り、入出庫を登録します。在庫のロケーション(ラックNo)が明確になり、作業動線を短縮し、作業効率を向上させます。
全国1,855拠点以上の導入実績を持つ「在庫スイートクラウド」。製品ページでは、原反を扱われている倉庫での事例も紹介しています。
無料でご確認いただける資料や30日間の体験版も用意しています。品目データ、PC、スマートフォンがあれば、あなたの環境でバーコード・QRコード在庫管理を体験可能です。「在庫スイートクラウドの機能を見る」をクリックして、製品ページをご覧ください。
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