在庫管理・倉庫管理用語として使用される「フリーロケーション」について、ご説明します。
<読み>ふりーろけーしょん
<英語・別名称>free location
フリーロケーションとは、どの棚(ロケーション)にどの品目を保管しても良い運用です。
入庫した在庫は、空いている場所に保管していきます。
フリーロケーションは、
・雑貨やアパレルといった、商品変動が激しい
・化学原料といった、生産量の変動で在庫の増減が多い
・食品・医療といった、日付管理やロット管理が必要
場合に適した運用方法です。
保管スペースを効率的に使えるのが最大の特長です。
1つのロケーションに置く必要はなく、空いているロケーションに置くことができます。
フリーロケーションは、同じ倉庫でもより多くの在庫を保管できるため保管効率があがります。
また、新製品や廃品が発生してもロケーションの見直しは不要となり、商品入れ替え時の運用負担が軽くなります。
ロケーション(棚番)別の在庫数を正確に把握が必要です。
出庫すべきアイテムはどのロケーションにあるのか確認する手間が発生します。
また、同一ジャンルや同一シリーズはもちろん、同一品目ですらバラバラに保管されることもあるため、ピッキング数が多い場合は作業効率が落ちてしまう可能性もあります。
どこに、何が、いくつあるのか正確に把握できていることが前提の運用です。
メモやEXCELで対応も可能ですが、生産性が落ちてしまいます。
フリーロケーション運用を取り入れている現場ではロケーション管理ができる在庫管理システムを導入しているケースが多いです。
・バーコードを活用し、現場で入出庫を登録(ロケーション・アイテムを記録)
・ロケーション指示のあるピッキングリストの作成
により、効率的な運用へつなげることができます。
※「フリーロケーション」管理の運用ポイントはこちらのノウハウ集をご確認ください。
「フリーロケーションに適した在庫管理とは」