ウェアラブルリーダーは、両手を使った作業との相性が良く、ピッキング検品で採用されることもある端末です。
バーコードリーダーを手に持つ必要がないため、作業効率向上が期待できる一方で、
- 運用方法
- 保守体制
- 作業者の負担
など、導入前に確認しておきたいポイントもあります。
バーコードリーダーを手に持つ必要がないため、作業効率向上が期待できる一方で、
目次
ウェアラブルリーダーのメリットをおさらい
両手が使える
ウェアラブルリーダー最大のメリットは、両手が使えることです。
バーコードリーダーを持つ必要がないため、
- コンテナを持つ
- 両手で商品を扱う
といった作業との相性が良くなります。
作業効率向上が期待できる
ハンディターミナルの場合、
持つ
↓
読む
↓
戻す
という動作が発生します。
一方、ウェアラブルリーダーは常時装着しているため、余分な動作が少なくなり、作業効率向上が期待できます。

ただし全ての現場に向くわけではない
一方で、ウェアラブルリーダーは万能ではありません。
現場によっては大きな効果を発揮する一方、期待したほど改善につながらないケースもあります。
導入前には、運用面も含めて検討することが重要です。
注意点① 衛生面への配慮が必要
複数人で共用するケースが多い
ウェアラブルリーダーは、
- シフト勤務
- パートスタッフ
- 派遣スタッフ
など、複数人で共用するケースも少なくありません。
装着型デバイスは抵抗感を持たれることもある
ウェアラブルリーダーには、
- 指輪型
- 手の甲に装着するタイプ
- グローブ型
などがあります。
装着型デバイスであるため、人によっては抵抗感を持つ場合があります。
消毒や管理ルールを事前に決めておく
重要なのは衛生面そのものというより、共用時の運用ルールです。
例えば、
- 使用後に消毒する
- 個人ごとに使い分ける
- 保管場所を決める
など、事前にルールを決めておくことでスムーズな運用につながります。
注意点② 装着感には個人差がある
指輪型やグローブ型は常時装着になる
ウェアラブルリーダーは、作業中ずっと装着した状態になります。
そのため、ハンディターミナルのように必要な時だけ持つ運用とは異なります。
長時間作業では疲労につながる場合もある
4時間、8時間といった長時間作業では、装着による違和感や疲労を感じる方もいます。
そのため、ハンディターミナルのように必要な時だけ持つ運用とは異なります。
手袋との相性も確認が必要
現場によっては、
- 軍手
- 作業手袋
- 防寒手袋
などを使用することがあります。
ウェアラブルリーダーとの相性は機種によって異なるため、事前確認が必要です。
現場スタッフの評価が分かれることもある

同じ現場でも、
「使いやすい」
と感じる人もいれば、
「装着感が気になる」
と感じる人もいます。
管理者だけで判断するのではなく、実際に利用する現場スタッフの意見も重要です。
注意点③ Bluetooth接続の運用を考えておく

ウェアラブルリーダーはBluetooth接続が前提
一般的なウェアラブルリーダーは、
- スマートフォン
- タブレット
とBluetoothで接続して利用します。
そのため、単体で利用できるハンディターミナルとは運用が異なります。
接続切れが発生することがある
Bluetooth接続では、
- バッテリー切れ
- 電波障害
- 誤操作
などにより接続が切れることがあります。
数台程度であれば問題にならなくても、利用台数が増えると運用上の課題になる場合があります。
接続が切れた時に現場で復旧できるか
重要なのは、IT担当者ではなく現場スタッフが復旧できるかどうかです。
接続切れが発生した際、
「誰かを呼ばないと使えない」
という状態では運用が回らなくなります。
再接続方法をマニュアル化し、現場で対応できるようにしておくことが大切です。
大量導入時は事前検証をおすすめ
数十台規模で運用する場合は、
- 接続管理
- 電波環境
- バッテリー運用
なども含めて、事前検証を行うことをおすすめします。
注意点④ 故障や保守コストを確認する
ウェアラブルは可動部が多い
ウェアラブルリーダーには、
- トリガー部分
- 装着部
などの可動部があります。
そのため、故障が発生することもあります。
落下リスクにも注意
ハンディターミナルには保護ケースや耐落下性能を備えた製品も多くあります。
一方、ウェアラブルリーダーでは、耐衝撃性や保護オプションが限定的な場合もあります。
保守契約が前提のメーカーもある
メーカーによっては、保守契約への加入を推奨しているケースもあります。
初期費用だけを見ると安く見えても、保守費用を含めると想定よりコストがかかる場合があります。
本体価格だけで比較しない
端末選定では、
- 初期費用
- 保守費用
- 予備機
なども含めた総所有コストで考えることが重要です。
注意点⑤ 必ず現場で検証する
カタログでは分からないことが多い
ウェアラブルリーダーの評価は、カタログやスペック表だけでは判断できません。
実際に使ってみて初めて分かることも多くあります。
実際に試すと評価が変わることもある

例えば、
ピッキングリスト
+
ウェアラブルリーダー
という運用では、
「両手が空くと思っていたが、紙を持つため思ったほど改善しなかった」
というケースもあります。
端末だけでなく、作業方法全体で考えることが重要です。
現場スタッフを交えた検証がおすすめ
管理者だけで判断するのではなく、実際に利用する現場スタッフを交えて検証することをおすすめします。
現場の評価が導入成功のカギになります。
ウェアラブルリーダーが向いている現場・向かない現場
向いている現場
ウェアラブルリーダーは、
- 作業指示がデジタル化されている
- 両手作業が多い
- デジタル運用が進んでいる
といった現場で効果を発揮しやすくなります。
向かない現場
一方、
- 紙のピッキングリストが中心
- 長時間作業が多い
- IT担当者が少ない
といった現場では、十分な効果が得られない場合もあります。
まとめ
ウェアラブルリーダーには、
- 両手が使える
- 作業効率向上が期待できる
といった大きなメリットがあります。
一方で、
- 装着感
- Bluetooth運用
- 保守費用
など、導入前に確認しておきたいポイントもあります。
特にBluetooth接続の運用は、事前に十分検証しておくことが重要です。
最終的には、カタログやスペックだけで判断するのではなく、現場で実機を試しながら、自社の運用に合っているかを確認することをおすすめします。
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